やさしくわかる介護
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白内障手術にかかる費用の相場について

加齢によって発症しやすい病気の一つに、白内障という目の病気があります

視力を左右する水晶体が加齢によって徐々に白濁し、光を乱反射させてしまうことによって目がかすんだり視力が低下したりする病気です。

年間120万から150万人もの人たちが手術を受けると言われており、決して珍しい病気ではありませんが、そのまま放置しているの失明の危険もあるのでできるだけ早く眼科で治療してもらうことが大切です。

治療法は主に2種類あって、一つは点眼薬による治療ですが、こちらは病気の進行を遅くすることはできても完治させることはできません。

二つ目は外科的手術となりますが、白濁してしまった水晶体を取り除き、その代わりに眼内レンズを入れて焦点を合わせます。

白内障の手術は10分程度で日帰りが可能です。

費用については一般的な超音波乳化吸引術を使用した場合を例に挙げると、保険を使って単焦点レンズを入れた場合、1割負担の方は片目約2万円、2割負担の方は片目約4万円、3割負担の方は片目約6万円かかります。

両目になるとこの2倍ということになります。

また保険適用外の多焦点レンズを入れた場合は、片目約40万円程度になってしまいます。

なお基本的に日帰りが可能ですが、感染症などを防ぐために入院する場合もあります。

特に一人暮らしの高齢者の場合は、不安なこともあって入院されるケースが少なくありません。

ただ、その場合は別途入院費が発生してしまいます。